SHIKIMEI REVIEW
吉岡徳仁「スペクトル プリズムから放たれる虹の光線」
吉岡徳仁「スペクトル プリズムから放たれる虹の光線」
吉岡徳仁「スペクトル プリズムから放たれる虹の光線」

吉岡徳仁「スペクトル プリズムから放たれる虹の光線」

資生堂ギャラリー

吉岡徳仁さんは、倉俣史朗さんや三宅⼀⽣さんのもとでデザインを学び、2000年に吉岡徳仁デザイン事務所を設⽴、デザインからアート、建築まで、幅広い領域で活動しています。自然と感覚を取り入れた実験的で革新的なクリエーションは、デザインの領域を超え、アートとしても国際的に評価されています。

吉岡さんは、自然と人間の関係性に着目し、光がもたらす感覚を追求、さまざまな研究を重ねてきました。2013年に開催された大規模な個展「TOKUJINYOSHIOKA_Crystallize」(東京都現代美術館)では、プリズムによって作られた「虹の教会 – RainbowChurch」を発表。2011年には第54回ヴェネツィアビエンナーレ国際美術展で、建築プロジェクト「ガラスの茶室 – 光庵」を発表し、その後、2015年に京都の重要文化財に指定される天台宗青蓮院門跡境内将軍塚青龍殿の大舞台に設置されました。

今回のテーマはスペクトル。プリズムでつくられた彫刻から放たれる光を、全身で体験するインスタレーションです。壁面に取り付けられた200個のプリズムガラスと強い光が交わり合うことで、数千の虹が生まれ、空間全体にまばゆい輝きを放っています。

もうひとつの新作「Water Block – KATANA」は、日本古来の技術により、プラチナのモールドでつくられました。日本刀を思わせる三角形の無垢のガラスは、自然が生み出す美しさを表現し、水面のような繊細さをたたえています。それはまるで、水の塊をかたどった彫刻のよう。透明で力強い造形には、誰もが心奪われることでしょう。

この「Water Block – KATANA」に腰かけ、霧の中にきらめく光をゆっくり眺めながら、幻想的な時間をじっくり味わってください。

会期 :2017年1月13日(木)−3月26日(日)
時間 :火曜〜土曜 11:00−19:00
日曜・祝日 11:00−18:00
休館日:月曜 ※月曜日が祝祭日にあたる場合も休館
http://www.shiseidogroup.jp/gallery/
http://www.tokujin.com

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