SHIKIMEI REVIEW
「TOILETPAPER」Collaboration between Maurizio Cattelan & Pierpaolo Ferrari
photo by Masahiro Muramatsu
「TOILETPAPER」Collaboration between Maurizio Cattelan & Pierpaolo Ferrari
Untitled, 2017 Gilded wood, mirror, glass, UV colour print 122 × 80 cm
photo by Masahiro Muramatsu
「TOILETPAPER」Collaboration between Maurizio Cattelan & Pierpaolo Ferrari
Untitled, 2017 Gilded wood, mirror, glass, UV colour print 100 × 144 cm
photo by Masahiro Muramatsu

「TOILETPAPER」
Collaboration between
Maurizio Cattelan & Pierpaolo Ferrari

ペロタン東京

2018年の1月10日まで東京のペロタンで『トイレットペーパー』を観たり買ったりすることができます。紙のそれは1800円〜。ちょっとお高いと感じる方がいるかもしれませんが、一瞬で目を洗うような色で印刷されていて、リサイクルにこだわっている逸品です。それにトイレ以外でも繰り返し使えますから、日常に刺激を求めている人には程よいコスパと思われます。鏡のそれは、真っ赤なルージュのような壁紙の空間によく映えます。斬新なモチーフやどこかレトロな風合い、あるいは可愛い犬の写真などに魅せられていると、うっかり固定観念を覆される可能性もありますのでご用心ください。

『トイレットペーパー(TOILETPAPER)』は、現代アーティストのマウリツィオ・カテラン氏と写真家のピエールパオロ・フェラーリ氏が仕掛けるプロジェクト。10年ほど前にフェラーリ氏がカテラン氏を撮影した現場で出会うと“魔法のように”事が運び、2010年に実験的な同名アートマガジンを共同発刊。そのセンセーショナルなビジュアルはアート界だけでなくファッション界・音楽界などにも衝撃を与え、注目を集めています。彼らがアートのプラットフォームに雑誌を選んだ主な理由は“できる限り幅広いオーディエンスに自分たちの作品を広めること”にあるといいます。2012年にはNYのハイライン・ビルボードにて展示。1〜6巻より厳選した写真に説明文を添えたアンソロジーを出版し、ニューヨーク・タイムズ紙のトップ10フォトブックでレビューされました。翌年には「パレ・ド・トーキョー」(パリ)のフロントウィンドウでの特集やKENZOの広告キャンペーンなど多方面に活躍の幅を拡げ、快進撃をつづけています。本展は、そんな『TOILETPAPER』の最新作品を雑誌アーカイブと共に日本で体験することができる絶好の機会なのです。

《我々のインスピレーションは画像の再利用です。『トイレットペーパー』はメディアとクリエイティブなエコ・サステナビリティの最先端にあります。カオスな手法で生み出される、無秩序なビジュアルが、新しいアイデンティティを生み出すのです。》— TOILETPAPER

text:Motoko Hoshi

会期:2017年11月22日(水)- 2018年1月10日(水)
時間:11:00 – 19:00
休館日:日曜、月曜、祝日
会場:ペロタン東京
住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1階https://www.perrotin.com/exhibitions/toilet_paper_-untitled/6254