SHIKIMEI REVIEW
西村雄輔 個展地と対話するために-その行為・生きる場・時間を記憶するもの
yamajiorimono*works《天井を張る》 2017年6月23日
西村雄輔 個展地と対話するために-その行為・生きる場・時間を記憶するもの
yamajiorimono*works《織機を分解する》 2007年6月23日
西村雄輔 個展地と対話するために-その行為・生きる場・時間を記憶するもの
山治織物工場 2016年4月30日

西村雄輔 個展
地と対話するために
-その行為・生きる場・時間を記憶するもの

3331 Gallery 1F 104

自然の色をした大量の蜂蜜が、かつて
織物工場だった建物の一角を再現した
ホワイトキューブの床の上で、
工場の床に沁み込んでいた油の跡と
同じかたちで広がっていた。

西村雄輔さんは2006年から10年以上にわたり、群馬県桐生市の織物工場として使われていた建物を作家のパートナーと大家さんの3人で分解・修繕し続けるアーティスト。普段は東京の大学で働いて週末になるとその現場へ行き、特にカフェや何かをこしらえるという目的もなく手を加えています。また「地と対話するために」というタイトルは「スタンス」だといいます。そんな作家の行為は、蜂が花と巣を行き来する時を重ねて、蜂蜜が生まれるようなものなのかもしれません。

本展は、現代を生きる私たちの足の裏の下に、様々な記憶を宿した大地の地層があるということを(そこがツルツルの白い床であっても)ふと実感させてくれるような場だと思います。

text: Motoko Hoshi

会期:2018年3月1日(木) – 3月31日(土)
時間:11:00-20:00
住所:東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田 3331 1階 104
http://www.3331.jp/schedule/004168.html

※ギャラリートーク:3月9日(金)19:00-20:00
※トークイベント(西村雄輔×松村秀一×中村政人): 3月24日(土)19:30-21:30